【集合の基礎】部分集合(subset)と真部分集合(proper subset)について。
数列には以下の包括関係が存在します。
- 自然数列(Natural sequence)は整数列(Integer sequence)の真部分集合(proper subset)として存在する。
- 偶数列(Even sequence)や奇数列(Odd sequence)は自然数列や整数列の真部分集合(proper subset)として存在する。
集合 A の要素がすべて集合 B の要素でもあるとき、すなわち、
- ∀x(x∈A→x∈B)
が成り立つとき、A は B の部分集合であるといい、
- A⊆B
で表す。A が B の部分集合であることを、「A は B に(部分集合として)含まれる(contained; 包含される)」、「A は B に包まれる(included; 包摂あるいは内包される)」などということもある。またこのとき、B は A の上位集合(superset)であるということもある。要するにAは集合Bの要素(element)でもある。
B以外の集合でBの部分集合であるようなものは、Bの真部分集合(proper subset)あるいは狭義(strict; 強い意味で)の部分集合と呼ばれる。すなわち、集合Aが集合Bの真部分集合であるとはA ⊆ BかつA ≠ Bが成り立つことである。AがBの真部分集合であることを
- A⊂B
で表す。
以下続報…